あれだけ貧打に苦しんだ阪神が、まさかの5ホームラン、13点。
しかも大山2本、中谷2本、近本1本、という、
期待の若手揃い踏み。
夢なら覚めないで、と思いつつ、
ちょっと明日に取っといて、と呟いた阪神ファンは私だけでは無いと思う(笑)


でも…

それ以上に嬉しいのが、35才、岩田の復活。

高校の時に感染症から1型糖尿病を発症し、
1日4回のインスリン注射をしながら野球を続けてきた岩田。

血糖コントロール、って本当に難しい。
単に不摂生のⅡ型で、1日何もしない義母でも、
インスリン量と食事のバランスを取るのは至難の業。
ましてや自前のインスリンが出ずに完全に注射頼みの1型で、
しかも運動量の激しいプロの投手を続けてきた岩田は本当に凄い。
摂取カロリーとインスリン量と消費カロリーを間違うと、
低血糖だと命に関わるし、
高血糖が続くと様々な合併症が出てくる。
1年の半分はキャンプや遠征があり、
常に妻のサポートが得られる訳でも無い。

だから本当に頭が下がる。
不調だった昨年も、
頑張ってる1型の子供達の為にも、
このまま終わる訳にはいかない、と、
黙々とトレーニングを続けていたらしい。

その岩田の久々の一軍登板に、
大量点を取って完投の後押しをしてくれた選手達に感謝。

一勝につき10万円を、糖尿病研究の為に寄付してきた岩田投手。
今年のオフには沢山寄付できるといいな。