今更、ではあるけれど。
言わずとしれた、村上春樹の大ベストセラー。
村上ワールドには幾度か触れた事がある。
例えば「ノルウェーの森」や「カフカ」や、大好きな固有名詞がキーワードになって、
その中に入り込んだのだが、
残念ながら虜になるには至らなかった。
少なくとも、本家カフカや、安部公房に出会った時程の強い印象は受けなかった。
私が過去に読んだ彼の文章で、一番感銘を受けたのは、実はノンフィクションの「アンダーグラウンド」だったりする。
で、1Q84。
ここに出てくる幾つかの事象の、ヒントやモデルになったのであろう事を、私達の世代は知っている。
勿論、知らなくても小説として読めるだろうが、
或いは作者は、そういう共通認識を持った人向けに、マニアックな気持ちで書いたのではないか、という気がしてならない。
BOOK1を読み終えて、幾つかの謎が分かってきた。
少なくとも、青豆が今いるパラレルワールドと、天吾のいる世界は違う。
現実と比較すれば、
天吾のいる世界はこの世界で、青豆が別世界に迷い込んだという事になるのだろう。
或いはどちらも違う世界なのか。
いずれにせよ、そのままだと二人は永久に接点が無い事になる。
もしくは、それぞれの世界にいるはずの、「もう一人の」天吾や青豆と出会うのだろうか。
この主人公二人の物語がどう発展し、結びつき、着地するのか。
間違いなくこの世界に取り込まれてしまった自分、を自覚している。
そして、改めて過去の村上ワールドも覗いてみたくなった。
以前読んだ時とは、また違った感覚に捕らわれそうな予感がしている。
流石に村上春樹、恐るべし。
言わずとしれた、村上春樹の大ベストセラー。
村上ワールドには幾度か触れた事がある。
例えば「ノルウェーの森」や「カフカ」や、大好きな固有名詞がキーワードになって、
その中に入り込んだのだが、
残念ながら虜になるには至らなかった。
少なくとも、本家カフカや、安部公房に出会った時程の強い印象は受けなかった。
私が過去に読んだ彼の文章で、一番感銘を受けたのは、実はノンフィクションの「アンダーグラウンド」だったりする。
で、1Q84。
ここに出てくる幾つかの事象の、ヒントやモデルになったのであろう事を、私達の世代は知っている。
勿論、知らなくても小説として読めるだろうが、
或いは作者は、そういう共通認識を持った人向けに、マニアックな気持ちで書いたのではないか、という気がしてならない。
BOOK1を読み終えて、幾つかの謎が分かってきた。
少なくとも、青豆が今いるパラレルワールドと、天吾のいる世界は違う。
現実と比較すれば、
天吾のいる世界はこの世界で、青豆が別世界に迷い込んだという事になるのだろう。
或いはどちらも違う世界なのか。
いずれにせよ、そのままだと二人は永久に接点が無い事になる。
もしくは、それぞれの世界にいるはずの、「もう一人の」天吾や青豆と出会うのだろうか。
この主人公二人の物語がどう発展し、結びつき、着地するのか。
間違いなくこの世界に取り込まれてしまった自分、を自覚している。
そして、改めて過去の村上ワールドも覗いてみたくなった。
以前読んだ時とは、また違った感覚に捕らわれそうな予感がしている。
流石に村上春樹、恐るべし。