人の砂漠〜白石繭子像 | 黒沢あすかオフィシャルブログ「Asukamera」Powered by Ameba

黒沢あすかオフィシャルブログ「Asukamera」Powered by Ameba

黒沢あすかオフィシャルブログ「Asukamera」Powered by Ameba

$黒沢あすかオフィシャルブログ「Asukamera」Powered by Ameba-Image738.jpg
          『テト・がぶっ!』

音譜『鏡の調書』音譜
<スーパー店員・白石繭子>を演じたわたし。

その日、衣裳合わせを終えた足で
小ぢんまりとした離れへ移り、本読みに入りました。

夏木マリさん宝石緑綱島郷太郎さん宝石紫西方凌さん宝石赤樋浦勉さん宝石緑
そして黒沢あすか宝石紫5人の初顔合わせでもありました。

監督・ヤング=ポールさんの「さら~っと読んでいきましょう」の
合図で始まったセリフ合わせ。
監督、役者をはじめ『鏡の調書』に関わるスタッフみんなが
ひとつになろうとする瞬間でした。

最後まで読み切ったとき、スタッフ・キャストが一斉に顔を上げ
目で交信。目
口元にはそれぞれの手応えと「どうでしょうか?」という
監督への振り、そして微笑みが表れ、監督の一声が待たれました。虹

「うぉははぁ~!よかったですぅー!うぉっ!」と
からだを揺らしながら、これからカタチにしてゆく『鏡の調書』
への期待を膨らませてらしたように私には見えました。(*⌒∇⌒*)

脚本家さん(東京芸術大学の生徒さん)からは<白石繭子>の
バックグラウンド(原作の背景と脚本家としての役柄の肉付け)
について話聞かせていただきました。
             リボン
「繭子が物心ついた時には、両親は家業を切り盛りしていた。
代々続いているその仕事を繭子は小さい頃からよく手伝だった。
そのことは繭子にとっては自然の流れ。

20代になり家業に携わる機会も増え、跡取りとしての立場に
おさまる体制ができつつあった。父親との二人三脚。

突然の倒産。傾きはじめた家庭内。追い打ちをかける父親の死。
一家離散。

両親の背中を見て育った繭子は働くことに抵抗はなかった。
自分の食いぶちと、家賃。それだけ払えればいい。
質素な生活をしていた。ただ、なぜアルバイトなのか。

人との関わり合いが不得手だった。幼い頃から熱心に
家業の手伝いをしていた事が、外との関わりに心を向けない、
注視しない姿勢を確立してしまったのではないか。」

$黒沢あすかオフィシャルブログ「Asukamera」Powered by Ameba-Image739.jpg
     『テトになりきり・がぶっ!』

と、説明をしてくださいました。メモ

でも、この脚本家さんのお話は映像には表現されては
いません。
あくまでも私が演じる上での下地作りなんです。ニコニコ

こういった説明をして頂けるのは久しくなかったことでした。
特別な役回りのときは監督から直接、お話していただけます~。