「恋する幼虫」(2003年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

井口昇監督による日本のコメディ映画。出演は荒川良々、新井亜樹、松尾スズキ。

 

恋する幼虫 映画ポスター

 

<あらすじ>

 

売れないエロ漫画家のフミオ。読者の読みたい物を描かない自分を棚に上げ、編集者をイジメてはその憂さを晴らしている小心者の彼は、ある日、新人編集者のユキに自分のトラウマを正直に描いたマンガを否定され、発作的に彼女の頬をペン先で刺してしまう。

 

1ヶ月後。自責の念に苛まれた彼はユキの部屋を訪ねてみるが、なんとそこには頬におぞましい傷痕を残したユキの姿があった。しかも、彼女はその傷痕から虫のような触手を出し、血を求めるようになったのだ。

 

彼女の奴隷となったフミオは、生贄を求めて右往左往。だが、不思議なことにふたりの間にはいつしか愛情が芽生え、遂に彼女に自らの血を捧げたフミオは、首無しの体になりはしたが、ユキと共に幸せに暮らすのだったが、その頃、世界ではユキによって血を吸われた人間たちが、彼女と同じ吸血触手を持つ人間となって増殖していた。

 

<雑感>

 

アイデアは面白いのに、なぜもっと真面目な作品にしなかったのだろう? コメディにするにしても、ちゃんと笑わせようとか、もっと気持ち悪くしようとか。

 

☆2.5。こういうのって、正当な評価から逃げているだけじゃないの?