「草原のウィンチェスター」(1951年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

エドウィン・L・マリン監督によるアメリカの西部劇映画。出演はデニス・モーガン、パトリシア・ニール、スティーヴ・コクラン。

 

 

<あらすじ>

 

ニューメキシコのラドンを開発して大地主になったピエール・シャロンは、息子のマークと結婚相手のアンに広大な土地の権利を譲った。勝気なアンは、牧場の50%の権利を所有したいと考えた。だが誰も彼女の相手をしない。そこに銀行家のプレンティスがやってきた。

 

法律に詳しい彼の力を借り、アンは自分の計画を進めていった。そしてふたりは恋愛関係になった。シャロン一家は旅行から戻るなりそのことに気づいて驚愕する。怒ったピエールは、アンを撃ち殺せと息子をけしかけるが、マークはアンに事業の半分を売却した。

 

アンは灌漑事業で儲けようとしていた。マークはそれが失敗すると踏んで、安値で彼女から買い取れば儲かると考えた。ピエールの姪のレナ・カサマジョールは、借りている土地の地主に資金提供しないよう持ち掛け、アンの計画を邪魔した。

 

すると、双方の支持者による激しい銃撃戦に発展した。アンはならず者のヴァン・クリーブを雇い、マークを背後から撃たせた。マークは重傷を負うが、何とか生き延びた。ピエールは撃たれて死んだ。マークはプレンティスを撃ち殺し、アンもまた死んだ。

 

<雑感>

 

アンというのはならず者の女だったが、それをマークが見初めてならず者を殺し手に入れた。そのろくでもない女に父親を殺され、ずっとつきまとわれそうになるが最後は死をもって解き放たれる。傷心の彼を慰めるのは、従妹のレナというオチ。

 

☆3.0。開拓時代はこんな話がいくらでもありそうだ。