エドウィン・L・マリン監督によるアメリカの西部劇映画。出演はデニス・モーガン、パトリシア・ニール、スティーヴ・コクラン。
<あらすじ>
ニューメキシコのラドンを開発して大地主になったピエール・シャロンは、息子のマークと結婚相手のアンに広大な土地の権利を譲った。勝気なアンは、牧場の50%の権利を所有したいと考えた。だが誰も彼女の相手をしない。そこに銀行家のプレンティスがやってきた。
法律に詳しい彼の力を借り、アンは自分の計画を進めていった。そしてふたりは恋愛関係になった。シャロン一家は旅行から戻るなりそのことに気づいて驚愕する。怒ったピエールは、アンを撃ち殺せと息子をけしかけるが、マークはアンに事業の半分を売却した。
アンは灌漑事業で儲けようとしていた。マークはそれが失敗すると踏んで、安値で彼女から買い取れば儲かると考えた。ピエールの姪のレナ・カサマジョールは、借りている土地の地主に資金提供しないよう持ち掛け、アンの計画を邪魔した。
すると、双方の支持者による激しい銃撃戦に発展した。アンはならず者のヴァン・クリーブを雇い、マークを背後から撃たせた。マークは重傷を負うが、何とか生き延びた。ピエールは撃たれて死んだ。マークはプレンティスを撃ち殺し、アンもまた死んだ。
<雑感>
アンというのはならず者の女だったが、それをマークが見初めてならず者を殺し手に入れた。そのろくでもない女に父親を殺され、ずっとつきまとわれそうになるが最後は死をもって解き放たれる。傷心の彼を慰めるのは、従妹のレナというオチ。
☆3.0。開拓時代はこんな話がいくらでもありそうだ。