「ターザンと女奴隷」(1950年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

リー・ショレム監督によるアメリカの冒険映画。出演はレックス・バーカー、ヴァネッサ・ブラウン。

 

 

<あらすじ>

 

ナガシ族の少女がライオニア人に誘拐された。この幻の民族は、コーカサス人の末裔で、ジャングルの奥地に住んでいた。ターザンは、部族の中で病気が蔓延していたことからキャンベル博士の協力で血清を与え、改めてライオニア人を追うことになった。

 

ところが、キャンベル博士の助手ローラとジェーンが、ターザンを巡って喧嘩しているところをライオニア人に誘拐されてしまう。

 

ライオニア国内でも疫病が蔓延していた。そのために王が死亡し、後を継いだ王子は飽食と酒池肉林に溺れ、女たちを次々に妾にしていた。疫病で女たちの多くが死んでおり、男たちは他部族の女たちを誘拐していた。ジェーンとローラが誘拐されたのもその理由だった。

 

王子はセンゴという顧問に操られていた。センゴはローラとジェーンを殺そうとする。そこにターザンが乗り込んできて、女王の墓に閉じ込められていたローラとジェーンを助けた。キャンベル博士は、途中で血清を落としてしまっていたが、チータが発見したことで、王子の息子を治療することができた。

 

ターザンはセンゴを倒し、往時の息子が回復したことで王子は悪事を改心して、捕えられていた女たちをすべて解放した。

 

<雑感>

 

ライオニア人というのはライオンを崇める民族で、アフリカに住む白人。それが何らかの理由でジャングルの奥地に姿を消していたが、疫病の流行により世相が乱れて、白人女を求めて外部と接触したという流れ。彼らはジャングルの奥地で石の文明を築いているので、イメージは白いエジプト人。

 

☆2.8。徐々にパワーダウンしてきている。