「草原の追跡」(1952年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ジャック・ターナー監督によるアメリカの西部劇映画。出演はロリー・カルホーン、ジーン・ティアニー。

 

 

<あらすじ>

 

開拓前のアルゼンチンではガウチョと呼ばれる民族が自由に暮らしていた。ガウチョの青年マルティンは、民族的な決闘で若い青年を死なせたが、これが開拓団にとっては殺人罪に当たり、刑を言い渡されたのち、軍に入隊する。

 

そこでサリナス少佐に鍛えられた彼は、嫌になって脱走。ガウチョの一団を率いてサリナスと対抗するようになる。長い戦闘生活に嫌気がさしたマルティンは、テレサを連れてチリに逃げようとするが、彼女の妊娠を聞いて思いとどまった。

 

結婚式のために羌瘣に向かったフェルナンデスとテレサであったが、そこにはサリナスの息のかかった警察が詰めていた。フェルナンデスはテレサを神父に預けて逃走する。マーティンの幼馴染のミゲルが知事と取引をし、3年の懲役刑ののちに記録を抹消することでマーティンを自首させた。

 

ミゲルはマーティンを迎えに行くが、情報を聞きつけたサリナスがやってきて事態は混乱。ミゲルは死んでしまい、約束は反故にされる。マーティンは自首を決意し、その前にテレサと結婚式を挙げた。

 

<雑感>

 

アルゼンチンを舞台にした変わり種西部劇。アルゼンチンの歴史を知らないので合っているのかどうかさっぱりわからないが、自由を謳歌していた集団に突然法が持ち込まれ、その一方的なやり方に固執する人間と、自由を愛する人間との間の確執を描いた作品だった。

 

ただ、ガウチョは先住民ではない。

 

☆3.0。アルゼンチンの原住民がどんな民族だったのか一切わからない。