「戦いの矢」(1953年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ジョージ・シャーマン監督によるアメリカの西部劇映画。出演はジェフ・チャンドラー、モーリン・オハラ。

 

 

<あらすじ>

 

騎兵隊ハウェル・ブレディ少佐は、部下のリューク、オーガスタス両軍曹を引き連れてテキサスのクラーク砦に向かった。当地で猛威を振るうキオワ族に対抗するため、彼らはセミノール族を懐柔して仲間にし、奇襲作戦を考えていた。

 

クラーク砦の隊長ミード大佐はこの計画に反対。しかしブレディ少佐はこれを実行に移すことし、セミノール族酋長メイグロに食料の提供を約束して、計画は実行に移された。彼らは次々に作戦を成功させて実績を作っていった。面白くないのはミード大佐だ。彼は送るはずの食料を送らず、仲間の分断を図った。

 

砦の守備隊だったコーウィン大尉の未亡人エレインは、次第にブレディ少佐に惹かれていく。彼女に懸想していたミード大佐はこれも面白くない。そのうち、行方不明になっていたコーウィン大尉が生きており、しかもキオワ族を指導していることが判明した。

 

そんな状況下でついに双方の大戦争が始まった。ブレディとセミノール族は協力して敵を撃破、ミードは死亡、裏切り者のコーウィンもキオワ族の怒りを買い死亡。ブレディとセミノール族が勝利を収め、彼の地に平和が訪れたのだった。

 

<雑感>

 

この作品はカラー映像なのだが、カラー化されたものなのかもともとカラーなのか不明。もともとカラー作品だとしたら、フィルムがいいのか、すごく綺麗な絵になっている。当時のアメリカは世界的なメーカーだったコダックがあったから、品質が良かったのかなぁ?

 

フィルムメーカーってたくさんあったんだよね。カセットテープメーカーとフィルムメーカーって、世界にたくさんあった。そんなことも次第に忘れられていくのだろう。

 

☆3.0。先住民をいいように映画の中で使っているが、その善悪を勝手に決めつけている点以外は良かったかな。