「硝煙の新天地」(1943年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

アルバート・S・ロジェル監督によるアメリカの西部劇映画。出演はジョン・ウェイン、マーサ・スコット。

 

 

<あらすじ>

 

女教師で作家でもあるケイシーは、その先進的な考えで古い因習にとらわれる町を追われてしまい、カンサス・シティへとやってきた。列車の中で石油王のジムと牧童のダンと知り合うと、ふたりは聡明なケイシーを好きになった。

 

サプルパで降りた3人は、それぞれケイシーはジムの世話になり、ダンはジムの用心棒として雇われる。ところが、石油利権のことで原住民と契約をする際、先住民を騙そうとするジムに気づいた彼らは、ダンと石油利権を売る契約を結んでしまった。ジムとダンはこのことで仲違いをしてしまった。

 

ジムはワシントンに許可取り消しを求めたが、大統領と懇意だったダンはそのまま契約を認められた。一方で、1万ガロンの石油をすぐにタルサまで運ばねば許可が取り消されるというので、ダンはすぐに石油の採掘を始め、ケイシーもダンの味方についたが、ジムは徹底的に妨害した。

 

採掘は成功し、ダンは期日までに原油をタルサに運び入れた。こうしてダンは牧童から一躍大金持ちとなり、ケイシーは彼の妻になった。

 

<雑感>

 

もっとケイシーが活躍すると思ったら、美しく才能のある女性を巡る男ふたりの話だった。これはケイシーがもっと活躍しても良かった気がするけども。腕っぷしの強い男が、胆力と誠実さでのし上がっていく話だった。

 

☆3.2。石油も出たのだからアメリカは強いよな。