「ガレージセール・ミステリー アンティーク探偵ジェニファー」(2018年作品)第10話 感想 | 深層昭和帯

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アンティーク探偵ジェニファー・シリーズのシーズン1。

 

 

エピソード10 - カメラは見ていた

 

実業家のラリー・ブレディが自身の60歳の誕生日パーティの最中に心臓発作で亡くなった。ジェニファーは、ラリーの甥のトニーの紹介ということで店を訪れたラリーの弁護士イアンからアンティーク・カメラのコレクションの販売委託を引き受ける。ジェニファーはカメラを触っているときに誤ってシャッターを切ってしまう。中には古いフィルムが入っていた。

 

ラリーの甥トニーと話をしたジェニファーは、彼から「伯父が何かを怖れていた」事実を聞かされる。写真を現像したところ、ラリー本人が写った写真があり、あそこには犯人らしき人物の手袋と注射器が写っていた。ラリーの遺産は、甥の父、つまりラリーの弟スコットが相続していた。彼は商才のない投資家で、ラリーに見限られて会社を馘首にされていた。

 

他には、ラリーに出資の約束を取り付けながら金を受け取れなかった黒人のビジネスマン・ウォルター・メドウズがしつこく付きまとっていた。そのウォルターの店に、スコットから入金があったことを突き止めるジェニファー。彼のレストランには殺人に使われたかもしれない塩化カリウムの容器が置いてあった。

 

パーティ出席者のひとりサンディは、ラリーの写真仲間であり、恋人だった。彼女はピーターという男性と付き合っていたが、彼と別れ、問題のカメラをラリーにプレゼントしたばかりだった。そこまで調べたところで、ジェニファーは何者かに脅迫を受ける。

 

ラリーの邸宅に行くと、隠し部屋が見つかり、そこに行方不明になっていたトニーが隠れていた。そこにも塩化カリウムが置いてあった。そこにジェニファーを恫喝した犯人の車が置いてあったので、すぐに警察に連絡する。

 

犯人は、ラリーの秘書のイアン。彼はラリーからウォルターの店に出資する資金を預かっていたが、ギャンブルで使いこんでしまい、バレたためにラリーを殺したのだった。イアンから銃を突き付けられたジェニファーだったが、警察に助けられるのだった。

 

<雑感>

 

ものすごく単純な話でトリックらしきものも何も出てこないのだが、サブストーリーの面白さとすっかりキャラが確立したキャラクターの面白さで最後まで見せてしまう。この作品がスペシャルの企画からレギュラーに昇格した理由がわかる面白さだ。

 

☆3.0。レギュラー版のあらすじは検索してもどこにも出てこなかったので、若干詳しく書いている。