「終末トレインどこへいく?」(2024年春作品)第12話 最終回 感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

監督:水島努、シリーズ構成:横手美智子、制作:EMTスクエアード。

 

 

エピソード12 - いつもって何だっけ

 

ポンタローによって、葉香は装甲列車で連れ去られてしまった。葉香と、ついでに世界を元に戻すため、静留たちはアポジー号に乗って必死に装甲列車を追いかける。そして、静留は再び葉香と向き合う。

 

<雑感>

 

思い出した。西武池袋線と西武新宿線があったな。オレが住んでいた新座市は西武新宿線だったはず。大学に通っていたときに、友人の紹介で少しだけ住んでいたことがある。そこで手塚の後援会のボランティアみたいなことをした。お手伝いというか。下宿先が懐かしいぜ。

 

この作品はかなりカオスな展開が毎回のように続いた。なぜそうなったと問う暇も与えずに、次々とおかしなことが起こる。それがロードムービー的に繰り広げられて、毎回楽しめた。

 

女子高生同士のおかしな会話も見どころであった。噛み合ったり噛み合わなかったりしているのに、噛み合わなくても話は関係なく進んでいく。街ごとに特徴があって、次の停車駅がどんな世界なのか、まったく想像もつかないところは、冒険ものとしての面白さを作り出していた。

 

「終末トレインどこへいく?」で試みられた、西武池袋線沿線を異化させて、女子高生に冒険をさせる物語は、大成功だったと言っていいだろう。

 

スタッフの皆様、ご苦労様でした。