「シェアハウス」(2011年作品)感想 | 深層昭和帯

深層昭和帯

映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

喜多一郎監督による日本のドラマ映画。出演は吉行和子、佐伯めぐみ、浅田美代子。

 

 

<あらすじ>

 

夫と娘を亡くし、独り暮らしになった有希子は、カフェの常連仲間から家をシェアして住まないかと提案された。その帰り、まひるという女性が海に入って自殺しようとする現場に出くわす。有希子はまひるを家に泊めることになった。

 

まひるは天涯孤独の身で、信じていた人に裏切られて自殺を図ったのだという。有希子の友人が家で孤独死していたこともあり、まひるを加えて、カフェの仲間とシェアハウスで暮らす決心を固めた。シェアハウスは完成し、4人での共同生活が始まった。

 

その矢先のこと、有希子が余命宣告を受ける。有希子はそのことをまひるには隠した。有希子の娘の名前は「まひる」といい、彼女より先に死んだ。まひるは有希子を母親のように慕っており、本当のことを話してほしかったが、有希子は彼女にだけは本当の病名を隠した。

 

そして有希子は死んだ。

 

<雑感>

 

老人向けの映画はあまり好きではないのだが、欧米の老人向けの映画はセックスのことばかりだと最近気づいて、それに比べりゃ日本の老人向け映画は随分と落ち着いたものが多く、まだマシなのかなと思うようになってきた。

 

吉行和子もすっかり死ぬ役ばかりになってきて悲しい限りだが、吉行和子さんは女優として一貫したキャリアを築いていて、変なこだわりがない人という野は自然体で歳を取っていけるのだなと少し羨ましく思ったりもする。

 

☆3.2。でも、こんなの若者が見ても面白くはないよな。