「ギリシャからの帰還」(1941年作品)感想 | 深層昭和帯

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ロベルト・ロッセリーニ監督によるイタリアの戦争映画。出演はマッシモ・ジロッティ、ミケラ・ベルモンテ、ピエロ・ルリ。

 

 

<あらすじ>

 

イタリア空軍パイロットのジノは、ギリシア兵の対空砲火を受けて墜落した。パラシュートで逃げたジノは、ギリシアの捕虜となった。移送中、彼はイタリア兵を助けている医師のアンナと出会う。アンナの介抱により回復したジノは、彼女を連れてイタリアへ逃れようとする。

 

しかしアンナはそれを断った。アンナは捕虜となったイタリア人を助けるためにここにきており、それが自分の役割だと考えていたのだ。

 

何度も移送されたジノらは、ついに海を1時間越えればイタリアという場所にやってきた。夜間、ジノは英国軍の飛行機を奪ってイタリアまで飛ぼうとする。ギリシアはこれを敵機と間違って銃撃してしまう。

 

それでも必死に飛び続け、ジノは無事にイタリア軍のところに着陸した。その1時間前のこと。ギリシア軍は降伏してイタリアの勝利は確定していた。

 

<雑感>

 

これは戦争中のプロパガンダ映画なのだろうか? それっぽい気もするが、普通の映画っぽくもある。イタリア空軍のパイロットがイタリア人娘と恋に落ちて、ギリシアが負け、帰還する話だから微妙なところだ。一般映画に見えなくもない。

 

☆2.8。イタリアはすぐに負けたから、徹底されなかったプロパガンダ映画なのかも?