「チェンジリング・ガール」(2012年作品)感想 | 深層昭和帯

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マーク・ジーン監督によるカナダのサスペンス映画。出演はモイラ・ケリー、アマンダ・タッピング、ケイシー・ロール。

 

 

<あらすじ>

 

メリーゴーランドに乗っていた3歳の娘ヘイリーを、柵外から撮影していたカレン。しかし回転の死角に入った一瞬の隙に娘が消えてしまった。誘拐事件としてFBIや警察が捜索、カレンと夫ティムもあらゆる手を尽くすがヘイリーは見つからず2年の歳月が過ぎた。

 

娘の捜索に取りつかれたままのカレンを支えきれなくなった夫は去り、カレンは睡眠薬で自殺を図るも、タリー刑事と友人メーガンに救われる。

 

その10年後。未だ娘を捜すカレンは、コルウッドの高校で生徒の写真撮影の仕事を行っていた。そのなかに娘の面影がある生徒エマがいた。娘だと確信しエマの周囲を調べ始めたカレンは、過去にも他人を娘だと思い込み、迷惑行為で訴えられた過去もあり、精神鑑定で再犯可能性も疑われていた。

 

カレンの不審な行動に、彼女の母親スーザンが気がついた。スーザンには娘がいたが、娘はすでに死んでおり、彼女は名前の入っていない墓に手を合わせるなど、こちらも不審な行動が目立った。エマはそんな母親からカレンとの接触を厳しく禁じられた。

 

スーザンは、メーガンをカレンだと思い込んで銃撃してしまう。一方のカレンは、エマを誘拐して自宅に連れ込み、あなたはヘイリーだと必死に訴えた。そして、エマとヘイリーの指紋は一致した。スーザン夫婦は、風呂で溺死した娘の代わりに、遊園地でヘイリーをさらったのだ。

 

スーザンの夫は良心の呵責に耐えられなくなり、警察にすべてを自白した。しかし、スーザンは諦めきれず、銃を持ってカレンを襲撃。エマは自分がヘイリーであることを認め、母親と対決。そこに警察が踏み込んできてスーザンを逮捕した。

 

<雑感>

 

いつものカナダのサスペンス映画。これらはテレビのいわゆる2時間サスペンス、テレビ映画と呼ばれるもので、12年前の作品になる。

 

テレビ放送前提のため、グロテスクなシーンなどはなく、人間ドラマに焦点が当たっていることが多い。テレビの主な視聴者が女性であるためか、女性を主人公にしたものが多い。この作品もそうしたドラマのひとつ。

 

☆3.0。死んだ娘が生き返れば近所の人が気付きそうなものだが、スーザンは引っ越したのかな?