「誰もいない My Name Is Nobody」(2017年作品)感想 | 深層昭和帯

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デニス・ジャンジー監督によるオランダのドキュメンタリー映画。

 

 

<あらすじ>

 

写真には制服を着た三人の子供たちがいます。左の子供はセルジオ・レオーネ、右の子供はエンニオ・モリコーネです。しかし、中央の子供が誰なのかはわかりません。このドキュメンタリーはその顔に名前をつけることを試み、その探求が匿名性の調査に変わります。

 

<雑感>

 

オランダにある有名なバーだかカフェに、有名人の写真がたくさん飾ってある。その中に音楽家のセルジオ・レオーネとエンニオ・モリコーネに挟まれたひとりの少年に着目する。

 

イタリアの学校の写真なのでイタリアへ向かい、少年の足跡を辿っていくのだが、最後のところで俳優で同じ学校に通っていたウィリー・コロンビーニが登場する。彼に尋ねてもわからない。

 

どうもスタッフはこの少年がすでに死んでいることを知っていたようで、彼が弁護士だったとかエンジニアだったとか適当なキャラ付けをして終わる。

 

誰かの記憶にあるとか、思い出の人物ならまだわかるが、誰も興味がない人間の足跡を追って何が楽しいのか? こんな失礼なドキュメンタリーってあるか?

 

☆0.0。この作品は、監督の経歴から削除されている。最悪だ。