ジョン・マクティアナン監督によるアメリカのSF映画。出演はエルピディア・カリーロ、アーノルド・シュワルツェネッガー、ビル・デューク。
＜あらすじ＞
シェイファー少佐は中央アメリカで拉致された政府要人の救出のために部隊を率いて現地へと直行した。ヘリの残骸を発見した場所からそう離れていないところで、彼は皮を剥がされた遺体を発見する。現地民の仕業かもしれず、慎重に調査を続行する。
ゲリラ部隊と遭遇した彼は、兵士たちを殲滅していく。ところがこの任務は、政府要人の救出などではなく、最初からゲリラ殲滅のための口実として誘拐事件がでっち上げられたと知り彼は失望した。そんな彼らを遠巻きに眺める何者かがいた。
その何者かは、姿が見えないが着実にひとりまたひとりと部隊の人間を屠っていく。誰が攻撃しているのかわからない状況に緊張が走る。敵は、かなりの手練れで、あらゆる手段を使って殺しを行うのだった。敵の正体や目的は不明。シェイファー少佐は、敵がどんな生物なのか探りながらの戦いを強いられた。
敵の姿が見えないのは、特殊迷彩服を着ていると推測された。敵に追われて川に落ちたシェイファー少佐は、敵と目が合って殺される覚悟を決めたが、敵は彼を襲わず他の生物を殺した。このことから敵は目が見えず、体温を感知していると推測した。また敵の特殊迷彩服は、水に濡れると効力を失うとわかった。シェイファー少佐は身体中に泥を塗りたくって敵の赤外線センサーを使えなくする。
そして格闘戦へと持ち込んだものの、敵は自爆スイッチを起動させてしまう。必死に逃げたシェイファー少佐は、かろうじて生き延びることに成功した。
＜雑感＞
この映画は大げさではなく100回くらい見た。このころのハリウッド作品は凄かった。もちろん技術的にはいまの方が優れているのだろうが、脚本が素晴らしいものが多いし、エンタメとして優れている。他の追随を許さない感じだった。
この作品に登場するクリーチャーというか異星人であるプレデターは、戦死、もしくはハンターの位置づけにあり、のちに続編が作られていろいろ設定が付け加えられていくのだが、戦うこと自体を目的に襲い掛かってくる自分より強い何者かとジャングルの中で戦うシーンの連続に痺れっぱなしだった。
☆5.0。このころに戻ってほしいものだ。
