パウィーン・プーリジットパンヤー監督によるタイのホラー映画。出演はアーラック・アモーンスパシリ、オーンジラー・レームウィライ、クリッティーラ・インポーンウィジット。
<あらすじ>
バンコクで姉と一緒に借家に住む大学の工学部の学生チョンは、繰り返し見る悪夢に悩まされていた。女の霊につきまとわれ、胎児が這い回る姿を見てしまう。夢では見知らぬ女性“ダララーイ”が何度も殺害され、彼女から「私を見つけて」と告げられる。
医学生である姉の通う病院で精神科医を紹介されたチョンは、かつて大学に講師として招かれた精神神経科医ダララーイの存在を知る。チョンを診察したウサ・パタナポンは、ダララーイについて調べ始めた。彼女は催眠療法を研究していて、生徒たちから魔女と呼ばれていた。あまりにも生々しい授業をするため生徒から嫌われ、ダララーイは消息不明になった。
話をしてくれたのは、教授の助手であったが、彼女は翌日に死体となって発見される。さらに相談した医師も死んでしまう。そしてウサは、チョンの姉や殺された大学の関係者も、すべてチョンが殺したことを知る。さらにチョンもまた死んでいた。彼は19番安置所に寝かされていた。
自分のことをチョンだと思い込んでいた人物は、チョンの姉の愛人ステイ医師だった。ステイは、ウサも殺そうとするが、彼女は奇跡的に助かった。ステイ医師は裁判で精神障害が認められ、病院に護送されるが途中で逃げ出し、トラックの煮貝から落ちてきた鉄骨に身体を貫かれて死んだ。
検死解剖中のこと、ダララーイの霊が彼の意識を取り戻させ、ステイ医師は激痛に苦しんだ。
<雑感>
ちょっと長いですかね。それと、チョンをステイ医師だとすると、その前の彼と会っていた人物の演技がおかしいということになってしまう。ダララーイとの関係もあまりうまく描写できていない。
☆3.3。これも劇場鑑賞するには十分な面白さ。ただし完成度は低い。