石川慶監督による日本のサスペンス映画。出演は妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝。
＜あらすじ＞
弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、亡くなった夫「大祐」の身元調査という奇妙な相談を受ける。
里枝は離婚を経て、子供を連れて故郷に戻り、やがて出会う「大祐」と再婚。そして新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日「大祐」が不慮の事故で命を落としてしまう。
悲しみに暮れる中、長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一が法要に訪れ、遺影を見ると 「これ、大祐じゃないです」と衝撃の事実を告げる。愛したはずの夫「大祐」は、名前もわからないまったくの別人だったのだ。
小林謙吉という人物が「大祐」に似ていたことから調べが進み、血縁者として息子がいた。その息子、本名小林誠こそが、「大祐」だった。誠の父である小林謙吉は、人を殺した。
人殺しの息子として責められた誠は、世間の目から逃れるべく谷口大祐と戸籍交換をしたのだった。本物の谷口大祐は、戸籍交換した際に別れた元恋人の後藤美涼と再会する。
こうして事件は解決した。
＜雑感＞
在日朝鮮人の背乗りを問題視する風潮のカウンター的な作品。日本人も事情があって戸籍交換しているぞというわけだ。日本の映画監督らしい浅い正義感に満ちていて眠くなる。
☆2.0。背乗りも戸籍交換も犯罪だぞ。
