「追いつめられて」(1987年作品)感想 | 深層昭和帯

深層昭和帯

映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ロジャー・ドナルドソン監督によるアメリカのサスペンス映画。出演はケヴィン・コスナー、ジーン・ハックマン、ショーン・ヤング。

 

 

<あらすじ>

 

米国海軍少佐のトム・ファレルは、国防長官デヴィッド・ブライスが主賓のパーティーに参加した。そこでスーザンという美人と知り合い、肉体関係になったが、独身だと思っていた彼女は、主賓ブライスの愛人であった。

 

愛人の浮気に激怒したブライスはもみ合いになり、誤って彼女を死なせてしまった。事件の揉み消すことにしたブライスは、架空のスパイ事件をでっち上げてトムに調査を依頼。トムは、事件の加害者が自分にされていることに気づいて愕然とする。彼がKGBの架空のスパイであるユーリにされてしまったのだ。

 

スキャンダルで国務長官の座を失いたくないブライスは、隠蔽工作に助力してくれたプリチャードを裏切って保身を図る。これに激怒したプリチャードは、自殺を図る。トムは必死に自身の潔白を証明しようと努力するが、海軍を退職した。

 

だが、彼はソビエトのスパイ・ユーリだったのだ。仲間のスパイに「帰れば祖国の英雄になれる」と諭されたが、トムは帰国を拒否してどこともなく立ち去った。

 

<雑感>

 

「お前、ユーリだったんかい!」ってなるクソ映画。スーザン殺しの犯人をユーリにしたのは、ソビエトではありふれた名前であるからなのだが、なんと本当にユーリだったというね。いくらなんでもこれはないだろうと。

 

☆3.0。一流の役者ぞろいなのでそれなりに見ていられるのだが、いくらなんでもこのオチは酷くないか?