「シークレット・サマー 忘れられない夏」(2016年作品)感想 | 深層昭和帯

深層昭和帯

映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

リック・ボータ監督によるアメリカのラブコメ映画。出演はリンゼイ・ショウ、デレク・テーラー、エミリー・ローズ。

 

 

<あらすじ>

 

ニューヨークで働く上級資産鑑定士レイチェルは、顧客の一部資産を相続した孫から歴史ある図書館を鑑定してほしいという依頼を受け、カリフォルニアの山岳地帯の田舎町へ来ていた。だが、地元で愛される図書館を売却するのではと疑われたレイチェルは、地元民から嫌われてしまう。

 

一方、ゴールドラッシュ時代の無法者ブラック・バートの取材・執筆のためにその町で暮らしていたノマド作家のジェイクは、義姉ジャニスからの依頼を受け、数週間、甥のノアと姪のヘイリーを預かることに。

 

さらに取材のために通う図書館で、司書のアーチャーからレイチェルに図書館の重要性を教えるよう頼まれる。だが、仕事を早く終わらせたいレイチェルに冷たくあしらわれてしまう。図書館の歴史的価値を知り、売るべきではないとするレイチェルは、土地の資産価値にしか興味のない会社方針に疑念を持っていく。

 

レイチェルは図書館売却を阻止するために行動したが、会社はリゾート開発会社に売ってしまったのだという。レイチェルとジェイクの仲はこの一件で少し険悪となる。ジェイクから話を聞いたノアとヘイリーは、ブラック・バートの隠し金貨を発見して図書館を守ろうとする。

 

ノアがいなくなったとジャニスの夫はすごい剣幕でジェイクを罵る。そのころノアは、ブラック・バードの名前が入った鶴嘴を図書館の敷地内で発見した。その場所は、ブラック・バードの野営地だったところで、歴史的な価値があることから、図書館はしばらく国の保護下に置かれることになった。

 

図書館は売られなくなり、ジェイクの仕事もひと段落ついた。レイチェルはNYに戻り、ふたりは離れ離れになった。

 

しばらくして、ジェイクが自身の原稿とともにメッセージを送ってきた。レイチェルが外に出ると、そこには作家のジェイクが立っていた。

 

<雑感>

 

働く女性と田舎を愛する冒険者的な男性のラブロマンスを描いた作品。アメリカやカナダはこうしたラブコメばかりである。日本は、10代の子供向けの漫画雑誌に掲載される作品をドラマ化するため、登場人物は学生ばかりだが、向こうは大人の女性向けなのでテンプレが違う。

 

☆3.0。子供が絡んだ分だけ楽しさが増している。