「ノイズ」(2022年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

廣木隆一監督による日本のサスペンス映画。出演は藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介。

 

 

<あらすじ>

 

元受刑者の小御坂睦雄が猪狩島にやってきた。保護司を殺した彼は、島で農園を営む泉圭太と田辺純と知り合う。睦雄は圭太の娘の恵里奈から自転車を奪う。娘の自転車に乗る睦雄を見た圭太は、何か事件があったと思い口論となった。そして誤って睦雄を殺してしまう。

 

その後、恵里奈は無事に発見される。

 

圭太と純は、駐在員の守屋真一郎の勧めで、事件の隠蔽を決意。保護司との連絡が取れなくなったことから、本土から警察が島へやって来る。保護司の遺体が発見されると、小御坂睦雄の犯行が疑われ、本格的な捜査が始まった。

 

圭太らの怪しい動きを目撃した老人が町長に連絡。町長は、圭太の農園が島興しに必要不可欠なことから身代わりを立てることを提案して揉み合いになり死んでしまう。今度は町長の主治医らもグルになり、睦雄が町長を殺害後に逃げたことにして隠蔽工作をする。だが、睦雄は圭太の農園で働くことになっており、履歴書を持っていた。警察は圭太を疑い始める。

 

本土からやってきた刑事の動きを見守る駐在の守屋真一郎は、ついに耐えられなくなり、全部自分がやったと証言ビデオを残して自殺。だがこれでも事件は収まらず、今度は町長の携帯電話から遺体の在処を教えるメールが届く。警察は一斉に圭太の農園にやってきた。

 

ついに圭太は自首した。だが、履歴書を置いたのも、町長の携帯電話からメールを送ったのも、実は純の犯行だった。純は、圭太の妻の加奈に惚れ込んでおり、彼女を奪うつもりで圭太を陥れたのだった。ところが、加奈は圭太を待つことに。そして加奈と圭太は、出所したら娘を連れて島を出ることに決めた。

 

<雑感>

 

東京の人間が田舎の人間をバカにして作った創作物。こういうのも多くなった気がするな。東京一極集中が進むとこういうのが当たり前になってくるのだろうか?

 

本人は面白いつもりで書いているのだろうが、不愉快なんだよね。役者が演技派ばかりだから面白かったが、話は酷すぎる。

 

☆3.0。ほぼ藤原竜也と松山ケンイチの点数。