「それ ~それがやって来たら…」(2018年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

沖田光監督による日本のホラー映画。出演は平松可奈子、椎名ひかり、牧純矢。

 

 

<あらすじ>

 

工藤すみれと小林絢香は、小学生6人を引率して山奥のキャンプ場にやってきた。夜になって人影を見たというので探してみると、美咲と名乗る少女が倒れていた。美咲を助けた翌朝のこと、引率で連れてきた勇太がいなくなっていた。

 

二手に分かれ、みんなで探しに出ると、子供たちは自分たちのイジメを苦に自殺した少年の父親が連れ去ったのではないかと言い出した。そのとき、ピエロの格好をした男が集団に近づいてくる。そして拓哉たちのグループが惨殺された。

 

ピエロはコテージに迫り、美咲を連れ出し洞窟に隠れた。ピエロと美咲は手を繋いでいる。その姿を見た絢香は、子供のころの記憶を思い出した。

 

子供のころ、絢香は、空き家に監禁されていた美咲を見つけた。助けようとしたところ、美咲の養父に脅かされて逃げてしまった。養父は美咲を痛めつけて殺したのだが、死ぬ間際に姿を現したのがピエロだった。

 

ピエロは死にかけた美咲に願い事を尋ねた。美咲は、自分を折檻していた養父、逃げた絢香、外で楽しそうに遊んでいる子供たちに自分と同じ苦痛を味合わせたいと呪詛の言葉を吐いて死んでいった。ピエロは立ちはだかる少女を刺して殺す。

 

絢香が呆然としていると、すみれが警察を連れて戻ってきた。逮捕されたのは絢香だった。しかし、その絢香も移送中に刺されて死んでしまった。

 

<雑感>

 

ピエロが登場する「見えたらおしまい」系の作品って、かなりの数を見てきたはずだ。何度も同じような設定の映画を見て感想記事を書いている。日本の映画でも別作品の感想記事を書いていたはずだ。これって、元ネタは何なんだ? 有名なのはスティーブン・キングの「IT」だが。

 

まぁ、それ系のホラー映画で、出来はかなり悪い。画面が暗すぎる。監督に色彩設計の知識がないから、暗闇を黒でしか表現できないんだよ。美術センスが皆無なんだね。演出も酷い。

 

☆1.4。日本の映画監督っていったいどんな知識で監督になっているの?