「蛇イチゴ」(2003年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

西川美和監督による日本のドラマ映画。出演は宮迫博之、つみきみほ、平泉成。

 

 

<あらすじ>

 

小学校の教員明智倫子は、実家で暮らしながら幸せな日々を送っていた。ところが父はリストラされたのを家族に隠していた。倫子は婚約者を実家に連れてきて紹介する。父には借金があり、催促の電話が掛かってきたので、仕事だと言って家を出る。

 

母は、寝たきりの義父の面倒を見ていたが、疲れ果てており、義父が苦しむのを放置して死なせた。葬式にはサラ金の取り立てがやってきて、父が失業していることを喚きたてた。窮地を救ったのは、香典泥棒をして実家を追い出された兄だった。倫子の家庭の事情に驚いた婚約者は、婚約の解消を伝えて立ち去った。

 

兄はウソをついて家族を騙した男だった。彼は昔からウソつきで、倫子は蛇イチゴがあるという話で酷い目に遭わされたことがあった。彼女は兄を香典泥棒として警察に連絡した。しかしすでに兄は逃げており、蛇イチゴが置かれていた。

 

<雑感>

 

役所広司の演技がないと、途端に憂鬱な作品になる。いかにも日本映画って感じだ。お金を払って劇場で鑑賞する気になれない。なんで金払って沈鬱な気分にならなきゃいけないのか。ただでさえ世間は世知辛いのに。

 

☆3.0。プロデューサーが是枝裕和ですべてを悟った。