「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」(2020年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

フィリップ・ファラルドー監督によるカナダ・アイルランドのドラマ映画。出演はマーガレット・クアリー、シガニー・ウィーバー、ダグラス・ブース。

 



<あらすじ>

ジョアンナはニューヨークで出版社の仕事を得た。彼女がアシスタントになったのは、サリンジャーのエージェントとして有名だったマーガレットだった。彼女の仕事は、サリンジャーに送られてくる熱烈なファンレターに定型文で返事を書くことだった。サリンジャー本人ともやり取りすることができた。

あるときファンレターに自分なりの意見を書いて送り返したところ、酷く文句を言われてしまった。ジョアンナはサリンジャーを読んだことがなかったのだ。新作も書くというので彼女は慌てて「ライ麦畑でつかまえて」を読んだ。感動した彼女は、出版社を辞めて自分で創作することになった。

<雑感>

サリンジャーは中高生のときに読んでおかなければいけない作家。オレが読んだのは高校生のときだったと思うが、記憶が定かではない。中学3年か高校1年だったはずだ。周囲の人間も出会ったときにはすでに読んでいたものだ。サリンジャーとはそういう作家だ。

これは本人の自伝が原作なんだけど、編集のアシスタントの視点なんか全然面白くない。作家が見た編集か、編集が見た作家じゃないと本物じゃないね。

☆3.0。ニューヨークに幻想を見すぎている田舎少女の恥ずかしい告白。