「ダウト 偽りの代償」(2009年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ピーター・ハイアムズ監督によるアメリカのサスペンス映画。出演はマイケル・ダグラス、アンバー・タンブリン、ジェシー・メトカーフ。

 



<あらすじ>

テレビ局のリポーターC・J・ニコラスは、知事選立候補を画策するマーク・ハンターを調べ、証拠捏造の疑惑を突き止めた。だが視聴率の低下から、彼の番組は打ち切りの危機に。そこで自ら殺人事件の犯人に成りすまして証拠捏造疑惑の捜査をすることに。

思惑通り殺人事件に加害者となったニコラスは、裁判ですべてを明らかにするDVDを提出するつもりが、ハンターは人を使ってその証拠を持つ人間を暗殺してしまった。窮地に陥ったニコラスだったが、彼を愛するエラによって捜査の一環だったことや、ハンターの証拠捏造について立証し、助けられることになった。

ところがその過程でエラは、ニコラスが賞を取るために女性を殺していたことを知った。同じ罪で2度起訴されないことを知っていたニコラスが仕込んだ計略であったが、別事件と判断されて彼は立件された。

<雑感>

「条理ある疑いの彼方に」のリメイク作品。地位に魅せられた男たちが他人を犠牲にすることをいとわないことを女性主人公で告発する内容だ。でもなんか物足らないリメイクだった。

☆3.0。話の内容は面白いのに、男同士のどろどろした争いがあまり描けていないからなのか、最後にすべてが暴かれニコラスが逮捕される爽快感が足らない。