「ヨルムンガンド PERFECT ORDER」(2012年作品)第8話 感想 | 深層昭和帯

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Dr.マイアミこと天田南は、ココとふたりで新しい世界を作るためのアイデアを共有していた。



言い出したのはココの方で、南の開発能力を見込んで相談を持ち掛けたのだった。ココが100%出資する形でメルヒェン社第二工場が落成して彼女たちの計画は本格的にスタートを切った。

一方で兄のキャスパーは軍隊が必要とする兵站を民間事業主である自分たちが請け負うと全世界に向けて発表した。

という話。

全体的に軍隊の民営化についての話で、第7話に登場した英国系の私兵集団エクスカリバー(弱)もそうした流れに沿ったもの。イラク戦争から10数年でこの変わりよう。怖ろしいものです。

キャスパーはHCLI社の海運網と偵察衛星によって各国の兵站の民営化とその独占を考えているようだが、ココもまた同じ仕組みを利用して別のことをやろうとしている。キャスパーの兵站の民営化というのは面白くて、敵味方関係なく金さえ払えば世界中どこでも食い物が手に入る優れもの。

ただし価格はかなり高め。一方で軍隊は固定費を減らせるから少々価格が高くてもかなりのコストカットになる。

武器のことはよくわからないがこの計画は面白そうだったな。