「DEATH NOTE」(2007年冬作品)第18話 感想 | 深層昭和帯

深層昭和帯

映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

原作:大場つぐみ、監督:荒木哲郎、シリーズ構成:井上敏樹、制作:MADHOUSE。



STORY.18 「仲間」

夜神月はキラによる殺人と断定されない一般人の中から不審死を見つけ出し、さらにそれがヨツバという会社の利益になっていることを突き止めた。ヨツバの株価はライバル企業の重役の死が重なったことによってゆっくりと上昇していた。

さらにヨツバは政治家に圧力をかけ、ヨツバの捜査から手を引けば政治家は殺さないと恫喝してきた。政治家はキラに屈し、キラ対策本部を解散させた。キラの捜査から外された夜神総一郎らは、警察を退職してエルの捜査に協力することになった。しかし、仲間だった相沢は、家族のことやエルとの相性の悪さを理由に捜査本部を去っていった。

これをキラの仕業と断定した“L”は関連企業も含めてすべての従業員をリストアップして分析に取り掛かる。同時に新しく仲間に加わった詐欺師のアイバーと泥棒のウエディをヨツバに潜入させることにした。

<雑感>

一連の流れから、第1のキラはライト、第2のキラはミサと確信していたエルだったが、キラの能力が移動していると考えるとすべての辻褄が合うと気づいていったん推理を白紙に戻さなくてはならなくなった。これは、ライトが完全にデスノートの記憶をなくしていることを強調するための仕掛けだと思ったかな。捜査本部の解散も同様。

“L”とLightがコンビになってここでふたりの“L”による捜査体制が組まれる。“L”とLightは協力してヨツバを追い詰めていくが、Lightは“L”が思っていた通り、彼の反対側にいる人間、つまりrightであった。月と書いてLight・光であった夜神月が、デスノートを拾ってright・正義の顔を持ってしまった。