「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」(2004年作品)第19・20話 感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

監督:神山健治、原作:士郎正宗、制作:Production I.G。



第19話 相対の連鎖 CHAIN REACTION

長崎の出島に集結していた難民たちが自治区宣言を出した。公安9課はクゼの身柄確保を優先してそのあと内庁の合田一人に挑むことになった。クゼの脳は全難民に向けて解放されていた。全身義体の父兄の身体を使ってクゼに辿り着いた素子は、タチコマたちと一緒に潜ることになった。視覚野を奪おうと接触したところ、素子はクゼを知っていることに気がついた。クゼは戦闘を望まなかったが、難民たちは9課と小競り合いを起こしてしまった。クゼは出島ではなく、択捉島にいた。

第20話 北端の混迷 FABRICATE FOG

突撃作戦によって9課の新人ひとりが死んだ。クゼの狙いはロシアからプルトニウムを買い付けて核兵器を作り、独立を宣言することにあった。クゼが「個別の11人」でありながら自爆テロに参加しなかったのは、そもそもの思想的なものによるとわかった。バトーはクゼの居場所を特定して乗り込んだが、陸自が先にやってきていた。タチコマがクゼを捕えようとしたとき、陸自のロボットがタチコマを排除。おかしさに気がついたバトーは、単独でクゼを追いかけた。

<雑感>

もっと早くから合田が関与しているのかと思ったが、合田は第19話でクゼの存在を確認。そのあとでプロデュースを開始ということのようだ。オレは急進改革が嫌いな漸進改革主義者なので、この手の内容はそれほど好きじゃないのだが、押井守とかIGとかの社員は好きそうだよな。チェ・ゲバラとか。