「コードギアス 反逆のルルーシュ」(2006年秋~07年冬作品)第20話~22話 感想 | 深層昭和帯

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監督:谷口悟朗。シリーズ構成:大河内一楼。キャラクター原案:CLAMP。キャラクターデザイン:木村貴宏。制作:サンライズ。



STAGE 20・キュウシュウ戦役

福岡を占拠したのは中華連邦に亡命していた澤崎敦だった。ゼロと黒の騎士団はコーネリアの後を追い中華連邦の介入を阻止するために日本を名乗る澤崎敦を共同で討伐することになった。黒の騎士団は東京に独立国家を作る方針で動き始めた。

STAGE 21・学園祭宣言 !

ルルーシュは学園祭の準備とテロの準備で忙しく働いていた。お忍びでアッシュフォード学園へとやってきたユーフェミア・リ・ブリタニアは、正体がバレてしまったのをいいことに「独立行政特区日本」の構想をぶち上げた。これは黒の騎士団とルルーシュ、ナナリーの居場所を奪う愚作だった。そうと気づかない彼女は、これでルルーシュと昔のように仲良くなれると信じて疑わなかった。

STAGE 22・血染めのユフィ

ユーフェミアの政策行政特区日本の式典に、ゼロは単独で乗り込んだ。彼女とふたりきりになった彼は、幼馴染のユーフェミアにギアスを使った。そのころ、ユーフェミアの騎士であるスザクはC.C.の存在の気づいた。ルルーシュは、いったんはユーフェミアを利用するつもりで会談に臨んだ。しかし彼女との話し合いで気が変わり、提案を受け入れようとした。だが彼のギアスの力は暴走しつつあった。その気がないのにユーフェミアに「日本人を殺せ」と命じてしまったのだ。ギアスの力に支配されたユーフェミアは、式典に参加した恭順派の日本人を虐殺していった。この状況を利用するしかなくなったゼロは、黒の騎士団全軍に出動命令を出した。

<雑感>

食事しながら数回見ただけの作品なので、なぜギアスの力が暴走するのかよく知らない。C.C.がスザクのことを「まさかあいつが」と呟いた理由も忘れた。レンタルでまとめて借りたので、ザックリ内容を確認しただけだったのだなと。マニアならいろいろ知っているのだろう。

ユーフェミアの豹変シーンの二転三転する脚本には感心する。いい溜めになってる。ああいうのが作劇では効く。この作品はたびたびシーンに登場するようにキャラクターをチェスのように動かすので、ダイナミックに状況が動く。それも作品の魅力。

監督の弁では、もうこういう作品は作りにくくなっているそうだが、最近のポリティカル・コレクトネスの暴走などを眺めていると、欧米はもうどうにもならないようだ。あれは進歩主義の失敗に起因するのだが、進歩主義の何がいけないのか根本原因を知らないと簡単に騙される。

R2でそうしたことを書く展開があったかどうか記憶が曖昧だが、あれは簡単に説明する。