「笑ゥせぇるすまん」(1989年~93年作品)第107話~110話 感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

原作:藤子不二雄Ⓐ、制作:シンエイ動画。



107. 同窓会

定期的に高校時代の仲間と同窓会を開いているサラリーマンの堂木(39)だが、最近マンネリ化して盛り上がらない。喪黒はクラスのマドンナを呼び、皆は大喜び。しかし彼女の出現により彼らの友情にヒビが入ることに。マドンナだったまどかに金を無心された堂木は架空伝票で会社の金を使い込んでしまった。まどかは他の同級生からも大金をせしめて逃げてしまった。会社を馘首になった彼らはそろってホームレスになった。

108. 家庭教師

塾通いの息子・学を気の毒に思い、もっと遊ばせてあげたいと思っているサラリーマンの横道(41)は喪黒から「遊びの家庭教師」を紹介される。コマやメンコなど昔ながらの遊びを覚えた学は、横道の麻雀にまで参加してしまうことに。彼は塾にもいかず雀荘に入り浸るようになってしまった。

109. 余生

無職の向井(65)はゲートボール仲間や家庭に遠慮した生活を送っていた。喪黒から「もっと自己主張すべき」と助言された向井は、息子の嫁やゲートボール仲間にもきぜんとした態度を取る。あまりの変ぼうぶりに周囲は驚くばかり。喪黒には「目上の人には優しくするように」と念を押された。ところが若いと思っていたゲートボールの監督を突き飛ばすと、かつらと入れ歯が取れ、自分より年上だとわかった。約束を破ったとなじられた向井は、横柄な態度が祟って長男家族とともに大事な孫を失ってしまった。

110. ドリンクバー

体調が良くない作詞家の日練(60)は、喪黒に紹介された特製ドリンク剤を飲んで健康になる。喪黒から他のドリンク剤は飲まないよう言われた日練だが、自宅にCMで作品を使ったスポンサーから大量のドリンク剤が届けられる。喪黒との約束を破ってつい飲んでしまった日練は、自分が朝鮮人参になってしまった。

<雑感>

この4作品はどれもネタ切れを感じさせるものだった。107はまだしも、110の自分が朝鮮人参になってしまうのはギリギリな感じがしてこちらまで胃が痛くなる。