「剣風伝奇ベルセルク」(1997年秋作品)第8話 感想 | 深層昭和帯

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原作:三浦建太郎、監督:高橋ナオヒト、キャラデザイン:松原徳弘、制作:OLM TEAM IGUCHI。



第8話 陰謀

アドンが守備する城塞を攻略するため、グリフィスは川の上流にロープを渡し、斬り込み隊を対岸に渡らせた。重要な任務を任されたのはガッツであった。ガッツたちはチューダー帝国の兵士に化け、城内に潜入した。城門を開けてガッツが合図を送ると、グリフィスの本隊は正面から城塞内部に突入した。

敵の重要な拠点をあっさり攻略したグリフィスは、ますます王の覚えめでたき仕儀となり、傭兵出身でありながら異例の将軍就任が決まった。面白くないのは貴族たちであった。内務大臣フォスは、城内の守旧派をたぶらかし、グリフィスの暗殺を画策した。

<雑感>

アスペクト比も旧来のままの本作だが、作画のレベルは意外に高い。原画も動画も、この当時のものはオーパーツ並みに飛び抜けてよかったりする。そんな優れたアニメーターを冷遇するものだから、みんな辞めてしまった。残念なことである。

グリフィスの影になった隊列が、丘の向こうに姿を消すだけの作画に見応えがあったりするので気が抜けない。