小泉徳宏監督による日本のドラマ映画。出演は広瀬すず、野村周平、真剣佑。
＜あらすじ＞
残念美人の綾瀬千早は、小学生のころの夢を叶えるべくかるた部を作ろうと奔走していた。彼女の幼馴染真島太一は、中学は別の学校であったが都立瑞沢高校に入学して一緒になったために彼女に付き合ってかるた部の立ち上げに協力、自分も入部することになった。
部員を集めるために経験者の肉まん君こと西田優征、日本文化を愛し百人一首に詳しい大江奏、勉強が得意な机君こと駒野勉を何とか部に引きずり込む。大江と駒野は初心者、そこで千早と太一が所属していた白波会の協力を得て大会に向け必死の練習が始まった。そして部員は高校選手権東京都予選大会当日を迎える。
千早、太一、西田の活躍で順調に勝ち進んでいく。大江も遂に初勝利を手にし、あとは駒野だけとなった。ところが彼は、どうせ自分は数合わせのメンバーに過ぎないと拗ねてしまった。試合を放棄した駒野だったが、彼は決して孤立していたわけではなく、部の誰もが彼のことをずっと気にしていたのだった。
そこで千早の払った札が駒野の頬に当たる。いままでみんなで練習してきたことを思い出した駒野はやる気を取り戻し、チームは決勝に勝てそうなところまで進んだ。最後は太一に託されたが、運命戦にもつれ込んでしまった。実は太一は運命戦に勝ったためしがない。しかし太一も諦めず、自陣の札が読まれないのなら相手の陣の札を払うまでと闘志を漲らせる。
迫力に気圧された相手選手がついお手付きをしてしまい、都立瑞沢高校は初出場にして全国大会への切符を手に入れた。
＜雑感＞
2019年ごろ感想記事を書いたのだが、あらすじも書かずアニメと比較してディスる内容だったので、今回再視聴して感想記事を書き直すことになった。千早と太一がイメージと違いすぎたんだよな。
高校選手権の予選までを描いており、キャラのイメージはずいぶんと違うが、部活ものの漫画原作を実写化したものとしてはかなり良い出来。原作のイメージを壊していないし、ラストの盛り上がりのところが素晴らしい。それだけ出れば十分じゃないかな。
☆4.0。3作でスパッと終わらせているところもいいよね。
