「リベンジ・タイム」(2018年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ジュリアン・リチャーズ監督によるアメリカのホラー映画。出演はジェマ・ダーレンダー、コスタス・マンディロア、ブリット・マッキリップ。

 



<あらすじ>

ジョン・ストーンは妻を亡くしてから娘のゾーイを性行為の相手にしていた。暴力により娘を支配した彼は、ゾーイを使ってバーで女性をひっかけ、家に連れてこさせる役を押し付けた。父に犯され続けたゾーイはおかしくなっており、女性を家飲みに誘うと、ジョンに引き渡した。

ジョンはゾーイが連れてきた女を犯し、飽きたら殺した。毎晩のように女性の叫び声を聞くようになり、ゾーイはますますおかしくなった。

警察が行方不明者の捜索を開始していた。保安官代理のスコット・ウォレスは、ジョン・ストーンが自分と同じイラク帰りだと知って気になって彼を調べた。ゾーイはジョンと血の繫がりがなく、ジョンの再婚相手は結婚後まもなく自殺して死んでいた。スコットはゾーイの生気のない顔を怪しみ、イラク時代に女性を救えなかった後悔から、今度こそ助けたいと思うようになった。

家に入り込んだスコットは、ジョンの拷問部屋を発見したが何もできなかった。ジョンを殺したのはゾーイだった。ゾーイはいつしか父親への憎しみを抱いていたのだ。ゾーイは自殺も考えたが、ジェニファーという女性と組んで、女性に暴力を振るう男性を殺す仕事始めた。

<雑感>

物語の世界に政治が入り込んで、世の中はどんどんおかしくなっている。ジョンのような頭のおかしい男もいるだろうから話としてはわかるのだが、スコットが役に立たなくて、ジェニファーという女性とゾーイが組んで処刑人になるオチは、さすがに狂いすぎではと思わずにはいられなかった。

ゾーイが復讐の処刑人になるのなら、別にスコットはいらない。ここには差別しかない。

☆3.2。世界的に知的レベルが落ちすぎていると感じる。