「ミックスマシン」(2006年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

斉藤可奈子監督による日本のドラマ映画。出演は三枝万莉、沼澤貴宏、真行寺君枝。

 



<あらすじ>

16歳のタエは孤独だった。彼女は難病の母親を助けるために発明に没頭するミツルと出会い、自分と同じ境遇だと勝手に解釈して一緒に発明品を作り出した。ミツルに惹かれていったタエは、一緒になりたいとミツルに訴えた。するとミツルは人間を混ぜ合わせるミキサーを作り上げ、タエとひとつになろうと言い出した。

ミックスマシンは完成し、ふたりは飛び込んだ。しかし強度が足らずに装置は壊れ、ふたりは無事だった。

<雑感>

ミツルもタエも思うような自分になれないとわかって、絶望の末に自殺するつもりだった。自殺は失敗したけれども、死のうとしたことで気分が晴れやかになった。

☆3.0。緊張と弛緩を狙った構成だが、緊張の盛り上げがもうひとつだった。