「快楽の悪の華 Trugschluss」(2013年作品)感想 | 深層昭和帯

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マーティン・ヤブロンスキー監督によるドイツのサスペンス映画。出演はトーベン・カストゥンス、カタリン・ボーン、マーク=グラシアン・イアンクー。

 



<あらすじ>

エリート弁護士ダーヴィトは、美しい妻と子供がいる人も羨む生活をしていたが、実は法律事務所はすでに馘首になっていて、男娼をして稼いでいるのだった。ある日、キムという男の客があてがわれてしまい無理だと逃げ出すものの、その男性の妻が大物政治家だとわかり、女衒とともに政治家と虚々実々の駆け引きを行う。

その行為が行き過ぎて目を付けられたダーヴィトは、妻のレベッカを誘拐されてしまい、家族にインサイダー取引で弁護士事務所を馘首になったことなどを知られてしまった。しかしなぜか最後はみんな助かった。

<雑感>

アマゾンの作品情報のところで、監督名が「エリート弁護士」になっているの草。なかの人も大変なんだろうなって。

それはともかく、男娼だけどエリート弁護士だからとスーパーマン並みの活躍で事件を解決する内容はハッキリ言って酷いものだった。優生論的ですらある基本設定に虫唾が走るくらいである。

☆1.5。ドイツ人の悪いところが全部出た作品。邦題は明らかに「悪の華」を意識していてこれも気持ち悪い。原題は「Trugschluss」。あやまちとか誤謬とかそれくらいの意味。