「将軍暁に死す」(1936年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

リュイス・マイルストーン監督によるアメリカのドラマ映画。出演はゲイリー・クーパー、マデリン・キャロル、エイキム・タミロフ。

 



<あらすじ>

孤児から身を起こしパイロットになったオハラは、中国に渡った。そのころの中国で権勢をふるっていたヤン将軍に対抗するため、民衆は軍資金集め武器を購入することになった。その金を預かったオハラは、飛行機で上海に向かう予定でいたが、彼の持つ軍資金を奪うことを計画していた米国人父娘ペリーとジュディに騙されて列車で移動することになった。

ヤンは列車を停めてオハラの金を奪ったが、金を持ったペリーとジュディはそれを着服して逃げようとしていた。ヤンに捕まっていたオハラは、脱走したのちホテルでジュディを発見して、ペリーを撃ち殺して金を奪い返そうとしたが、ヤンに発見されて全員虜囚となり果てた。

ペリーしか知らない金のありかを見つけた一行はたちまち醜い争いを始め、ついにヤンは死んだ。

<雑感>

アメリカ人が悪い奴らばっかりで笑うしかないのだが、なぜか中国人が悪いように描かれ、オハラが英雄扱いされているおかしな内容であった。彼らにしてみれば常に悪いのは有色人種で、白人は主役でなければ気が済まないのであろう。

☆3.0。あらすじ通り素直に撮ればもっと面白かったはずなのに、とりあえず有色人種を醜くしようとするものだからおかしなことになっていた。