「愛の交響曲」(2015年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ヤロスラフ・ブラベック監督によるチェコの伝記映画。出演はヒネク・チェルマック、ペトラ・スパルコワ、ソナ・ノリソヴァ。

 



<あらすじ>

国際的な作曲家になったアントニン・ドヴォルザークは、晩年になってアメリカに招かれ、音楽院の院長として生徒の指導にあたっていた。しかし規制によって自分の生きるべき場所はボヘミアだと思い出した彼は辞任を申し出て帰国。彼のポケットにはある手紙が入っていた。

それはボヘミアから届いた彼の妻アンナの妹伯爵夫人ホセフィナ・コウニコヴァからのものだった。ホセフィナはドヴォルザークを心から尊敬し、愛していたのだ。それを知ったアンナは複雑な気持であったが、ドヴォルザークは生涯を音楽に捧げた敬虔な人物であり、妹の彼への愛情は純粋な尊敬であると気づいてふたりを追求することはなかった。

<雑感>

鉄オタネタがぶち込まれてて笑った。アントニン・ドヴォルザークはおそらく世界一有名な鉄道オタク。まだ機関車の時代だ。発展するアメリカで鉄道の威力を目の当たりにしてご満悦だった彼だが、約束された報酬が未払いになることが多く、ホームシックにもなって契約を満了せずに帰国している。

そこに妻の妹の存在があったとする内容のチェコのテレビ映画だった。

☆3.0。ドヴォルザークは好きだが、女性遍歴には興味がない。それに音楽が少ない。