「ベン・イズ・バック」(2018年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ピーター・ヘッジズ監督によるアメリカのドラマ映画。出演はジュリア・ロバーツ、ルーカス・ヘッジズ、キャサリン・ニュートン。

 



<あらすじ>

薬物依存症で更生施設に入院していたベン・バーンズが、クリスマス休暇で家に帰ってきた。母のホリーはそれを喜び迎え入れた。ベンの妹のアイヴィーは、厄介者が帰ってきたと義父に電話した。ホリーもまた薬や宝石は隠した。それを知ったベンは厚生施設に還ると言い出したが、ホリーが慰めた。

ベンはショッピングモールで過去に薬のことで関係のあった人物と何人か遭遇した。ワル仲間の顔を見て動揺した彼は、地元のグループホームに参加して、自分の過去を打ち明けた。ベンは麻薬の売人もやっていた。ホリーはポケットの中に麻薬の包みを発見したが、ベンはグループホームで没収しただけだと主張した。

家族がクリスマスイベントから帰ってくると自宅が荒らされて愛犬もいなくなっていた。ホリーとともに強盗をやりそうな人物を当たっていくなかで、ホリーはベンが麻薬のためのどんなこともしてきた人間で、売人として多くの人間も不幸にしてきたのだと知った。しかも彼は厚生施設を脱走してきたのだった。

ベンは車を奪って逃走。再び麻薬を使用して意識を失っているところを母親に助けられた。

<雑感>

ベンがクソ人間すぎて吐きそうになったら、先にジュリア・ロバーツに吐かれてしまったわ。こんな屑人間でも白人だってだけでお咎めなしなんだからちょろいもんだよな。有色人種だったら刑務所、白人さまは厚生施設だ。

最後に母親に助けられるのだが、マジで死なねーかな、頼むから死んでくれって必死の祈りも虚しく生き返ってしまった。白人さまは生き返り、有色人種は死ぬんだな。

☆3.8。映画の意図はわかるし、ラクダのような顔になったジュリア・ロバーツの演技も素晴らしいが、白人さまは至れり尽くせりでいよーござんすなぁと反発心だけが残って嫌な気分になる。