「スター・ウォーズ:Episode1・ファントム・メナス」(1999年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ジョージ・ルーカス監督によるアメリカのSF映画。出演はリーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン。



<あらすじ>

辺境星系で起こった反乱を鎮めるため、ジェダイマスターのクワイ=ガン・ジンとそのパダワンであるオビ=ワン・ケノービが現地に派遣された。対する通商連合はバトル・ドロイドで彼らを襲撃した。何とか生き残ったふたりは原住民族グンガンのジャー・ジャー・ビンクスとともに女王パドメ・アミダラを救出した。

砂漠の惑星タトゥイーンに不時着した彼らは、そこで強いフォースを持つ奴隷の少年アナキン・スカイウォーカーと出会った。少年こそフォースに調和をもたらす選ばれし者だと確信したクワイ=ガンは、彼をジェダイにするために惑星から連れ出した。ジェダイ評議会に、アナキンをパダワンとして教育したいと申し出るも、年齢を考慮して難色を示されてしまった。

通商連合のバトル・ドロイド部隊と対決することになった元老院の議会は、ジャー・ジャー・ビンクスを司令官にして戦いを挑んだ。クワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービは、宮殿においてダース・モールと対決。クワイ=ガンが一瞬の隙を突かれて殺されてしまった。

戦いには勝利したものの、ジェダイ評議会にとって苦い経験となり、なぜ滅びたはずのシスの暗黒卿の活動が活発化してきたのか、思索しなければならないことが増えてしまい、アナキンの未来について深い考察をしないまま彼をオビ=ワン・ケノービのパダワンとして認めることになった。

<雑感>

最初の記事を4にするか1にするかで迷ったが、1から順番に書いていくことにした。この映画が東京生活最後の映画鑑賞だったはずで、引っ越した後に名古屋で別の作品をすぐに鑑賞した記憶がある。映画を観た後に家に帰ったら段ボールだらけで、なんだか疲れてしまって荷物をほどかないまま寝た。

旧シリーズから格段に進歩した映像に大興奮したことを覚えている。旧作ファンには不評とのことだが、1~3も十分に面白い。アイデアに煮詰まって似たような攻撃シーンが多くなったり、オビ=ワンがいつも墜落していたりするだけだ。なんでみんな1~3のオビ=ワンやアナキンを嫌うのかまるで理解できないね。ガンダムと同じで何を作っても文句を言う人間がいるのだろう。

アナキンを推薦するクワイ=ガン・ジンに難色を示すヨーダとパルパティーン議長との駆け引きも、変わりやすいし緊張感がある。ヨーダのフォースが乱れさせられてしまった原因の部分にもっと明確でわかりやすい描写があれば良かったのかもしれないが、ただでさえアナキンがダースベイダーになると分かっているのに、下手にネタバレできない事情もあったのだろう。

☆5.0。これくらいの映像は10年くらい前には日本も追いついている。ただ日本には脚本がない。物語を生み出さなきゃいけない人間に、共産主義がはびこりすぎている。