5人の沖縄の監督による日本のオムニバスホラー映画。出演は松田ゆうな、賀数美樹、新本奨。
<あらすじ>
第1話「トモダチ」
バイト先で友人と会ったのでお喋りしていたところ、友人はまるで笑わない。写真を撮って別の友人に送ると、バイト先で出会った女性はすでに死んでいるという。怖ろしくなった彼女はコップの割れた音でトイレを覗いてみると、そこには先ほどの女が立っており「お前が死ねばよかったのに」と耳元で呟いた。そして、自分が死んだ彼女をまるで自分の所有物であるかのように扱っていたことを思い出した。
第2話「運転代行」
飲んでもいない客に運転代行を頼まれた男は、車内で男に捨てられた話を延々とされる。金原まで行けというので海岸を目指して走ると、女はついに男に絡んできた。怖くなって車外へ逃げると、そこには首を吊った女の死体があった。女は自分が自殺した場所まで車を運ばせたのだった。
第3話「ピアス」
女はある店でピアスを買った。すると怪奇現象が起きるようになった。怖くなって返品を申し出たが、その商品はうちで扱っていない、昨日の店員は事故を起こしたと取り付く島もない。怖くなった彼女はピアスを川に捨てた。その晩のこと、ピアスは戻ってきた。何気にピアスを耳に付けてみると、玄関のドアをこじ開けてウチナンチュー貞子に襲撃された。
第4話「波間の女」
テトラポットのところでお笑いの練習をしていた芸人が、ウチナンチュー貞子ダッシュ版となった水死体の霊と遭遇する話。
第5話「旧盆帰り」
女子高生が早く家に帰ろうと近道をした。すると陽気な幽霊に襲われた。しかし何事もなく家に帰ってみると、母が仏壇に自分の好きなものをお供えしてくれている。仏壇には自分の写真。女子高生は思い出した。自分は3年前に死んでいることを。
<雑感>
映画なのかテレビドラマなのかわからないが、結構よかった。沖縄の女の子はみんな可愛いね。それに方言が心地よい。
第1話の主役の女性が若いころのオレの母そっくりで驚いた。母はアイヌ系で、アイヌは縄文系とはまるで関係がないと言われているか本当かね? そもそも縄文人ってもっと南から流れて日本列島やその対岸地域に住み始めたのが祖先だから、ウチのアイヌの血は縄文系じゃないかって気がする。
☆4.0。ありがちな怪談話だったかもしれないが、沖縄風味が加わるだけで新鮮に感じられる。