「不倫する肉体」(2014年作品)感想 | 深層昭和帯

深層昭和帯

映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

エルネスト・コントレラス監督によるメキシコのラブストーリー。出演はイレーナ・アスエラ、ホセ・マリア・ヤスピク、セシリア・スアレス。

 



<あらすじ>

シングルマザーのピナとイゴールは突然肉体関係になった。イゴールには妻がおり、ピナの息子は別れた夫と仲がいい。ふたりはどうしてもセックスしたいが、イゴールの妻は夫を怪しみ、ピナの息子も母親の変化に気が付いた。イゴールは妻の貯金で意味のないコピー機を購入。妻を激怒させた。

ピナは息子への愛情をなくし、夫に引き取らせることに。イゴールの妻はコピー機を運び出そうとしてその下敷きになって死んだ。そのころピナとイゴールはセックスしていた。

<雑感>

ピナの息子は学校で劇をやることになっていて、ライオンの役を射止めていたのだ。それでピナも一応母親として息子のライオンの衣装を作ってやるのだが、辛抱我慢たまらず息子を元夫の元へ送り出し、映画はピナの息子がいないまま(別の学校に転校した)劇をやっているところで終わる。

この映画を見て「性の解放(キリッ)」ってやってるアマゾンのレビューに鳥肌が立つ思いだ。気色悪すぎる。ピナの息子を可哀想だと思わないのだろうか。

ピナの息子は、買い与えられたミニカーみたいなものをわざと捨てて母親に探させ、その愛情を試す。その行為でピナは息子への愛情がすっかりなくなっていることに気づいて彼を手放すことを決意する。そんな作品なのに、アマゾンのレビューは「性の解放(キリッ)」である。

☆0.1。ただただ男の子が可哀想だった。しかし逆に考えれば、こんなバカ親と離婚出来て子供まで手に入った旦那さんはラッキーだったな。