パオロ・ヴィルズィ監督によるイタリア・フランス合作のコメディ映画。出演はヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ミカエラ・ラマッツォッティ、ヴァレンティーナ・カルネルッティ。
<あらすじ>
ドナテッロが診療施設に入所してきた。先に入所していた患者のベアトリーチェは彼女に興味をもって何くれなく世話をしようとする。ドナテッロは心を閉ざしていたが、外出時にベアトリーチェが脱走する後をついていってしまった。
互いに夫に会いたい息子に会いたいと勝手なことを言い合い、結局は事件を起こしてドナテッロは精神病院へ。ベアトリーチェはドナテッロが入所してきたいきさつを調べた。すると彼女は息子を道連れに自殺未遂を計っていたのだ。金を盗んだベアトリーチェは、ドナテッロの救出に向かう。
ベアトリーチェとドナテッロは、役者に間違われたことを利用してドナテッロの息子の元へ向かう。ところが自殺しようとしたことから会わせてもらえず、ドナテッロは自分の境遇を話した。彼女は捕まりそうになるが逃げだし、偶然息子と再会を果たした。
ふたりとも捕まり、元の元の診療施設へ送られた。
<雑感>
ベアトリーチェは伯爵夫人を名乗る軽い気狂い。ドナテッロも息子を愛しているというが精神的にかなり不安定で、そりゃ子供を保護しないとヤバいだろという状態。そんなふたりが脱走して最愛の息子に一目会うだけの物語。
☆3.2。面白く観られるのだが、だから何なんだといわれると答えに困る。ふたりが施設に入れられているのは妥当なことで、子供が保護されているのも妥当である。会えてよかったね(小並感)くらいの感想しか思いつかない。