「歓びのトスカーナ」(2016年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

パオロ・ヴィルズィ監督によるイタリア・フランス合作のコメディ映画。出演はヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ミカエラ・ラマッツォッティ、ヴァレンティーナ・カルネルッティ。

 



<あらすじ>

ドナテッロが診療施設に入所してきた。先に入所していた患者のベアトリーチェは彼女に興味をもって何くれなく世話をしようとする。ドナテッロは心を閉ざしていたが、外出時にベアトリーチェが脱走する後をついていってしまった。

互いに夫に会いたい息子に会いたいと勝手なことを言い合い、結局は事件を起こしてドナテッロは精神病院へ。ベアトリーチェはドナテッロが入所してきたいきさつを調べた。すると彼女は息子を道連れに自殺未遂を計っていたのだ。金を盗んだベアトリーチェは、ドナテッロの救出に向かう。

ベアトリーチェとドナテッロは、役者に間違われたことを利用してドナテッロの息子の元へ向かう。ところが自殺しようとしたことから会わせてもらえず、ドナテッロは自分の境遇を話した。彼女は捕まりそうになるが逃げだし、偶然息子と再会を果たした。

ふたりとも捕まり、元の元の診療施設へ送られた。

<雑感>

ベアトリーチェは伯爵夫人を名乗る軽い気狂い。ドナテッロも息子を愛しているというが精神的にかなり不安定で、そりゃ子供を保護しないとヤバいだろという状態。そんなふたりが脱走して最愛の息子に一目会うだけの物語。

☆3.2。面白く観られるのだが、だから何なんだといわれると答えに困る。ふたりが施設に入れられているのは妥当なことで、子供が保護されているのも妥当である。会えてよかったね(小並感)くらいの感想しか思いつかない。