「銀座二十四帖」(1955年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

川島雄三監督による日本の青春映画。日活作品。出演は月丘夢路、三橋達也、北原三枝。

 



<あらすじ>

戦時中に奉天で少女像を描いてもらった和歌子は、終戦後内地に引き上げずっと五郎という絵の作者を探していた。イニシャルはGM。その絵を銀座の画廊に持ち込んだ和歌子は、花屋の主人にもしかしたらそれは自分の兄かもしれないと打ち明けられる。

その前に偽のGMが数人現れたために警戒する和歌子だったが、どうも今回は本当らしい。だがその花屋の主人三室戸完ことニコイも兄の行方を捜していたのだ。兄は死んだはずだが、銀座界隈で生きているとの噂もあった。和歌子のためにも自分のためにも兄を探すニコイ。ところが、兄の五郎は和歌子の妻だと話を聞いて驚いた。会ってみると、確かに相手はヒロポンの密売をする和歌子の夫だったが、兄ではなかった。

五郎は終戦後にヒロポンの密売で食いつないでいたのだ。そして和歌子の夫は警察に捕まらないように五郎の名前を使っていたのだった。だがそんな彼にも警察の手は伸びていた。

<雑感>

だからなんなんだと。川島雄三って有名だけど煮え切らねぇ映画ばっかりだな。演出が素晴らしいと聞いていたが、どこがどういいのかさっぱりわからねぇ。

☆3.0。たしかに見やすいことは見やすいけども、振り返ってみて何も残らない水みたいな映画でどうしたもんかね。「幕末太陽傳」とか「洲崎パラダイス赤信号」などの作品が有名だけどね。悪いけどオレにはサッパリだよ。