「銀河英雄伝説(旧作)」第100話 感想 | 深層昭和帯

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第100話 皇妃万歳!



<あらすじ>

年が明け、ラインハルトはヒルダを皇妃に迎えると発表した。

それに付随してヒルダの父フランツ・フォン・マリーンドルフが国務尚書辞任を申し出た。彼は後任にミッターマイヤー元帥を推薦したが、皇帝は後任を定めず、またオーベルシュタインに頼ることもなく、ただ辞任の申し出を受けたまま何もしなかった。

弟の結婚式に際し、アンネローゼ・フォン・グリューネワルトもまたオーディンより駆けつけた。宿舎となる邸宅にはすでにヒルダが待っていた。やがてラインハルトもそこを訪れ、歓談となった。

結婚式が恙なく終わろうとしたとき、オーベルシュタインが進み出てハイネセンで反国家的反乱が起こったと報告した。この無粋なやり方に提督らは怒りを隠せなかったが、吉事は先延ばしできるが凶事はそうはいかないとオーベルシュタインは押し切った。

<雑感>

ラインハルトとヒルダの結婚式がメインで、そこに地球教の陰謀が暗い影を落とすという話。

人間の醜さといっても人間には寿命があり、その欲も永遠ではない。しかし狂信者の欲は呪詛となり文字となってもっと長期間人間を縛り続ける。銀河に出現したふたりの英雄に宗教を絡めてあるのは本当に面白い設定だ。