「死びとの恋わずらい」(2000年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

渋谷和行監督による日本のホラー映画。出演は松田龍平、後藤理沙、秋吉久美子。

 



<あらすじ>

深田みどりは毎夜悪夢に悩まされていた。転校して地元に戻ってきた彼女は、幼馴染の柴山龍介と再会した。龍介は変わっていなかった。そのことを片親の母に話すと、なぜか頭痛を訴えた。みどりは夜な夜な夢に出てくるイメージを龍介に話した。

 

彼女らのクラスに鈴木珠代という女の子がいた。彼女はクラスの美男子手島光太郎のことを好いており、告白するかどうか悩んでいたが、光太郎が緑のことを好きなのではないかと勘繰り、嫌がらせをするようになった。彼女は、町で評判になっている辻占いに見てもらうことにした。

 

するとこれも噂通り謎の青年が現れ、珠代は彼の言葉に絶望して自殺してしまった。光太郎が気になる田中鈴枝もまた辻占いに赴き、同じ青年に手島光太郎に関する話を吹き込まれた。鈴枝もまた、光太郎が好きなのだと思い込まされてしまう。

 

立て続けにおかしなことが起こることから、みどりは辻占いの場所で起きた過去の事件を調べる。そこでわかったことは、龍介が6歳のときに誘拐され、生存が絶望的だと書かれていた事実だった。みどりは、同じクラスに柴山龍介という生徒がいないことを知り、愕然とする。一方、光太郎につきまとうようになった鈴枝は、彼の前で自殺してしまう。

 

深田みどりが現実だと思っていた世界が壊れ始める。彼女が母だと思っていた人物は、龍介の母であった。彼女は夫の不倫により離婚を経験し、おかしくなって精神病院に入ったが、入院患者を連れて逃げたのだという。その患者がみどりのことだった。みどりもまた医師に尋問され、偽りの記憶を証言するが、それは全部偽の記憶だった。

 

みどりは古い本当の記憶を取り戻す。彼女は龍介の父親の愛人女性が龍介を連れ去り、冷蔵庫に龍介の遺体が棄てられているのを見ていた。愛人女性は焼身自殺を図り、死んだ。

 

<雑感>

 

あらすじが全然違っているとの指摘があったので改めて視聴し、書き直しておいた。いろいろ間違っていたのだが、龍介は殺されて冷蔵庫に捨てられたようだな。女から逃げて、廃墟の奥の冷蔵庫に隠れてそのまま死んだのかと思ってたわ。みどりが冷蔵庫を開ければギリ生きていたのかと。

 

とっくに殺されて死んでたw

 

当時よくあったビデオ映画だと思うが、松田龍平、後藤理沙がまだ若くて、ピチピチしていたのが印象的だった。松田龍平のボンヤリした視線がなんとも不気味だ。それ以外は、うーんそれほどでもないかな。

 

☆2.0。かくれんぼで冷蔵庫に隠れてそのまま死んだのは、オレの幼馴染だったわww 冷蔵庫に隠れることがトラウマになってて、記憶が改変されたなww