ジョエル・シュマッカー監督によるアメリカのサイココメディ映画。出演はニコラス・ケイジ、ニコール・キッドマン、ベン・メンデルソーン。
<あらすじ>
宝石商として成功して豪邸に暮らしているカイル。だが犯行的な娘が家のセキュリティーを解除してパーティーに向かってしまった。そこに警官を装った強盗がやってきて金を出せというが、金庫は空っぽ。帰ってきた娘も捕まり、妻は共犯を疑われ、散々な状況となる。
実はカイルはすでに会社をリストラされて、豪邸を立てた借金しかなかったのだ。妻の不貞に気落ちするカイルだったが、実はセキュリティーシステムを設置した犯人が勝手にカイルの妻と仲良くなったと思い込んでいただけで妻は不貞を働いたわけじゃなかった。
でもカイルは家族にウソをついていた。カネがないなら殺すしかないと犯人が言い出したとき、娘がパーティーで知り合った家族が金庫を持っていると自慢していたと言い出した。じゃあ案内しろというので娘は犯人とともに友人宅へ向かうが途中で事故を起こした隙に逃げ出して自宅に戻ってきた。
大騒ぎの中、カイルが家族のために蓄えていたへそくりの現金が見つかった。それを奪おうとする犯人を見て逆上したカイルは札に火を点けて犯人ごと燃やしてしまった。
<雑感>
カネよりも家族が大切というアメリカっぽい話であろうが、なんかシリアス風に撮ってあるので笑っていいのか同情したらいいのか感情の置き場に困る映画だった。役者もシリアスな演技なのに、やってることはバカみたいなんだよな。このギャップを楽しめばよかったのだろうか？
☆2.8。うーん、笑う映画か？ BGMがシリアスでスリラー風だからギャハハって場面でも笑えないのだが。難易度が高いな。