「陸軍士官学校」(1937年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

山本弘之、磯見忠彦監督による日本のプロパガンダ映画。

 



<あらすじ>

昭和12年。陸軍の幹部候補生を養成する教育機関・陸軍士官学校での厳しい訓練生活を描いたドキュメンタリー映画。日活文化映画部第4回作品で、教育総監部並びに陸軍士官学校当局の指導、後援を得て、約4ヶ月に亘って撮影(偕行社の監修で再編集された1974年版となります)。

<雑感>

これは戦前の陸軍士官学校の様子を撮影した貴重な映像。ただ、士官候補生たちの日常の姿などは記録されておらず、あくまで学校の紹介にとどまっている。そこが残念と言えば残念だ。まぁ、こんな厳しい訓練を乗り越えた人間があなた方の上官になるのだから、逆らってはいけないくらいの教育的な意味合いなのだろう。

☆4.0。内容はともかく貴重な記録映像になっている。