山々杯にて4位となりました栄田選手より、
X20のセットアップシートとレポートを頂きました!
栄田です。
1月25、26日に愛知県名古屋市の
ラジコン天国名古屋店で開催された
『山山杯2020』に参加してきました。
自分にとってはX20で参加する
最初のビッグレースということで、
簡単にですがレポートします。
年末年始は地元のコースで走行し、
各セッティング項目の感触をつかむことにしました。
現地でのセッティングはレースの2週間前から、計4日間実施。
地元コースのセッティングでも安定した走行はできましたが、
ベストラップがなかなか向上しませんでした。
そこで、同じくX20に乗り換えて好調の野崎選手のセッティングを
参考にセッティングを変更し、徐々にタイムも向上していきました。
最終的には良いコンディションにて12.3を記録。
上位選手の記録を聞くと少々物足りませんが、
変化するコンディションへの対応の方が重要と考え、
セットの追い込みは程々にしておき本番に備えます。
予選は「3分間1周ベストラップ方式 予選9ラウンド中
有効5ラウンド」という特殊なルールで行われました。
レース中もテストということで、車のセットの微調整、
バッテリー、ギヤ比、ホイールとインナーを変えながら、
予選を走ります。
セットを外したラウンドもありましたが、最終的に5回の
トップ10ポイントを揃え、9番でなんとかAメインに残ることが
できました。
予選を通じてのベストラップは12秒5と、
Aメイン~Bメイン上位の中では最も遅いタイムですが、
コンディションが変わる中でも12秒5台を出せた回数が
多かったことでポイントを稼げたと考えています。
決勝Aメインは3回実施されました。
後方グリッドでしたが、スタート直後からグリップが
安定していたことと、混戦の中でも大きなミスを
しなかったことで、
3回とも順位を大きく上げることができました。
着順が5位、4位、4位の、総合4位にジャンプアップすることが
できました。
期待を大きく上回る総合4位ということで、
参加している選手のレベルを考えると本当に良い結果だったと
思います。
添付のセッティングシートは、決勝2,3回目のものです。
少しコンディションが落ちると予想し、
少しかかりの良いインナーとホイールを選びました。
予選時(8回目)と決勝1回目はリアトーが2.2°、
インナーが039M、ホイールがTW-2512-2でした。
事前練習のグリップが良い場合、
予選の時からアッパーアームが前後とも0.5㎜高く、
フロントタイヤのショルダーに瞬間接着剤を塗って
余分な引っかかりを抑えました。
その他はほぼ同じです。
X20の練習からレースを通じての印象ですが、
グリップ感と安定感の高さ、セッティングの許容範囲の広さを
感じました。
一発の速さという課題は残っていますが、
路面コンディションが変わっても前週の練習から決勝まで
ほぼ同じセッティングで走れたことと、
決勝のように難しいコンディションでも安定して走れる
特性だったことが
今回の、特に決勝での好結果につながったと考えています。
最後に、おススメの改造を紹介します。
X20ではスパーギヤ・センタープーリーをCリングで固定する方法に
なっていますが、交換が面倒になってしまいました。
スパーギヤを交換する度にプーリーに傷をつけてしまいそうで
心も痛みます…
スパー交換でギヤ比を変えることもあると考え、
今回のレースに向けてCリングの代わりにダブルジョイント用の
クリップ(大きい方)で代用してみました。
組み立ては画像を参考にしてください。
注意点は、Cリング使用時よりも0.2mm厚めのシム
(純正スパー使用時であれば0.2㎜、ゼノンやアクソンスパーを
使う場合なら0.5㎜)を入れる事です。
フロントプーリーの位置が少しずれますが、
今のところ問題は無いです。
また、クリップを少し曲げると溝への収まりが良くなります。
組み立てる時は指で、分解する時は隙間にマイナスドライバーを
刺して持ち上げると簡単に外せます。
「プーリーに傷が付きそうで嫌だ!」「Cリングのつけ外しが面倒!」と感
じられている方は、ぜひ試してみてください。
以上、栄田選手からのレポートとセットアップ情報です。
是非、参考にしてください!
アスカクリエート