さて問題です。
室内に風を採り入れたり、換気をしたりする為に引き違い窓を少し開けたとします。
その際、外側に網戸があるものとして、
室内から見た場合に下図の①と②のどちらのケースが正しく網戸の性能を活かせるでしょうか?
普段から意識している方には簡単な問題でしたね。
答えは②です。
実際にご自宅や会社に網戸付きの引き違い窓のある方は試してみてください。
そして網戸に顔を付けて、網戸とサッシの間を覗き込むようにご覧ください。
①にすると、可動するサッシ枠(専門的には障子という)とガラスとの段差分だけ
網戸との間に隙間が生じていませんか?
正しい言い方をすれば②の場合も多少隙間が生じますが、①ほどではありません。
②の場合はサッシ枠(障子)と網戸枠が重なるからです。
外側のサッシを開ける場合は、
下図のようにサッシを全開にする場合だけ網戸の性能が最大限に活かされます。
業界関係者でも知らない人がたくさんいるはずです。
建築を依頼される方は、こんな単純な質問を建築会社の担当者にしてみるのも面白いでしょう。
住まい手・使い手の立場に立って物事を考えているか、
ただの物売りをしているかの判断基準のひとつになるかもしれませんね。
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