生検結果が出ました | アラ冠こぶた(別居夫は腎臓がんⅣ 淡明細胞がん急進行型)

アラ冠こぶた(別居夫は腎臓がんⅣ 淡明細胞がん急進行型)

同じ闘病をしている方やご家族の方が基本で広告目的、勧誘目的、宗教などは拒否、その他の方はメッセージを下さい読んで決めます
①アラ冠になって思うこと・色んな日常
②夫の腎がん闘病記
③Ⅱ型糖尿病の治療のために受けた胃スリープ手術とその後の生活の記録のまとめ

今日は退院後、初めての外来診察でした。

 

診察の時に生検の結果を聞けたので、それに合わせてブログのタイトルを少し変えます。

 

 

 

前回の診察と同じように採血を先にして、泌尿器科の前で呼ばれるのを40分くらい待ちました。

 

Drから呼ばれ、診察室に入ってまず言われたのがHgが10になってるので、このままカボメティクスを

 

続けられる事です。

 

正直、輸血で何とかひどい貧血状態を改善させてのカボメティクス(免疫チェックポイント阻害薬)開始

 

だったので、血液検査の結果が悪ければ輸血をしなければならないかもしれないと不安でした。

 

食事もさっぱりした物や果物ばかりで、あまり貧血の改善しそうな物を食べたがらないのですもん。

 

でも、どうにか善意の方々から頂いた血液は夫の中で頑張ってくれているようでホッとしました。

 

そして生検の結果も「腎臓がんで間違いないですね」とDr。

 

それはそうなんだろうけど、今時ネットでも種類とか簡単に調べられるんだからキチンと教えて欲しい。

 

私は思わず「どのガンになるのですか、進行がかなり速いなら」と聞いてしまいました。

 

するとDrは「淡明細胞がんですね」と、サラッと名前だけ言われます。

 

淡明細胞癌は予後の良い方に入る癌だし、進行が速いともネットでは書いてなかったので更に質問を

 

「淡明細胞がんならば、そんなに進行が速くないし、比較的予後もいいガンじゃないんですか?」と聞くと

 

「その中でもごく稀に進行のとても速いものがあって、それになります」という答え。

 

そういう詳しい事を患者や家族は知りたいのに、なんというかこのDrは言葉が足らない印象なんですよ。

 

前回の診察では夫の状態をかなり悪いと診て、すぐ入院・輸血を始めて体調は改善させてくれたけど。

 

なんというか、ここじゃなくてもっと症例が多い病院だったら、この進行の早さも予測して対応できた

 

んじゃないだろうか?という疑問が私の中でどうしても捨てられない。

 

それに腎臓がんの中でも数%しかいない淡明細胞がんの急進行タイプの治療をするなら、やっぱり

 

たくさんの腎臓がんの症例を持っている病院にかかりたいと思ってしまうのは仕方がないと思うんです。

 

だから思い切って「こちらの泌尿器科の提携先になっている○○大学病院を紹介して下さいませんか?」

 

と聞いたところDrは「セカンドオピニオンという事ですか?それとも病院を変わりたいんですか?」と

 

ちょっと嫌な感じで言ってきます。

 

私も夫も病院のHPに提携先として一番に書いてあるのだから病院からの紹介という形で移れると考え

 

ていたのにDrは「じゃあこちらは今日で終わりという事でいいですね、薬はどうしますか?」と更に事務的

 

に聞いてきます。

 

今、カボメティクスを飲んでいるのに、大学病院で診察を受ける前に飲み切ってしまって、更にガンが

 

進行したら困るじゃないですか、意地悪い感じで嫌だったけれど「大学病院はすぐに受診できないと思う

 

ので、お薬はしばらくの分を出して下さい、お願いします」と答えます。

 

そしたらDrは「じゃあ2週間分出しておきます、紹介状は書いておきますので連絡が行ったら取りに来て

 

下さい」と非常に事務的で固い声のお返事が返ってきます。

 

診察室を出る時に「ありがとうございました」と夫婦で挨拶したけど「お大事に」もなく無言…

 

夫と帰ってきて、今日の医者の態度なんかもう患者じゃないって感じで酷かったね、と話しました。

 

そして、希少なガンだから自分では信頼できないと思われたって感じたのかもとも。

 

実際に半分はその通りなんですけどね、でも患者への接し方としてどうなのよ?と思いました。

 

家に帰ってきて大学病院へ予約の連絡をすると、紹介状が手元にないとダメと言われたので病院へ

 

電話をしたら泌尿器科のナースに繋いでもらえ「もう出来上がったので連絡するところだった」と言われ

 

ました、Drとことん早く追い出したいのかしら?って思っちゃったくらいに素早い。

 

だって紹介状とか1週間近くかかる事も普通じゃないですか。

 

ちょうど天気も曇りで原付で行けるから、すぐに取りに行くと話し受付で貰う事になりました。

 

受付で受け取って、すぐに病院の外で人のあまり来ないベンチに座り大学病院へ予約の電話を。

 

家まで戻ると電話受付の時間が過ぎそうだったので。

 

無事、16日の午後に予約を取れたので夫と一緒に行ってきます。

 

検査とか持って行ったものは参考資料で受け直しになるものもあるだろうし、もしかしたらその為に入院

 

しなきゃいけないかもしれないけど、今回のDrの対応を見て、少なくとも私は転院はよい選択だと思う。

 

私も高度先進医療の手術を受けた関係で今でも定期的に大学病院へ通ってるけど、あんな対応された

 

事ないですよ。

 

今回行く病院はそことは違うけれど、緩和ケアがきちんとあるし、余命宣告もどきを受けた夫には合って

 

ると私は思うんです。

 

何より、少しでも多くの症例があれば完治は無理でも、夫のガンに合った治療や薬があるかもしれない

 

それで少しでも元気に活動できる時間が増えて、夫が満足感を持てたらいいなと思います。

 

目標は12月にある南極方面での皆既日食見学のクルーズツアー参加かな。

 

天体観測と生き物が好きな人だから、その両方を見られるツアーに薬を飲みながらでもいいから参加

 

させてあげたいのです。

 

今までずっと仕事をしてきて、その都合であまり天体観測に行けてなかった夫にさせてあげたい事。

 

夫用に準備してた老後資金は使っちゃっても構わないんだし、行きたいツアーに行かせて上げたい。